2004
01.19 |
勘違い?/強盗が95年の3倍に/1月の推薦図書・期待される新入社員・経営実務出版
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勘違い?
最近、人気ドラマの主題歌になっている所為か、ラジオなどでアメリカの伝承曲「Amazing Grace」をよく耳にします。 この曲は奴隷制度下、過酷な条件の中で生きてきた黒人が人生のつらさ、それでも頑張って生きてきたことを歌った、大変悲しい曲です。 現在では黒人だけではなく、お葬式のときにレクイエム(鎮魂歌)として一般的に歌われています。 とても悲しい曲ですが、同時にとても美しい曲でもあります。 さて、歌番組などで聞く以外、日本ではこの曲、結婚式の時に聞くときがあります。 式場で聖歌隊のアルバイトをしている友人に聞いてみたところ、いくら歌詞の意味を説明してもそれでもぜひ歌って欲しい、とのリクエストが大変多いとのことです。 私にはとても不思議な現象に思えてしまうのですが、美しいメロディーにつられて、歌の真意は二の次、という人が多いのでしょうか。 それとも、ひょっとしたら、歌詞を充分に理解した上で、「結婚は人生の墓場」と思っている人が多いのでしょうか。(れい) 強盗が95年の3倍に 2003年の犯罪白書によると、強盗が95年の3倍の6984件になり、検挙人数が検挙件数を上回り、複数犯の犯行が目立つそうです。 強盗の傾向として、小遣い欲しさの少年による路上強盗、不況による生活苦、借金返済を動機とした強盗、外国人による集団強盗などが増えているそうです。 不況と強盗は関係が深いといわれます。 あまりの長い不況で強盗もいっきに増えたのではないでしょうか。 当社も女性社員が外に出るときは必ず防犯ブザーを持たせるようにしていますが、よく忘れて行きます。 時代認識があまいんでしょうね。 皆さん、くれぐれも自分の身は自分で守りましょう。(なべ) 1月の推薦図書・期待される新入社員・経営実務出版 20年程前に初版発行されたこの本には、『会社とはどんな組織なのか』から始まり、指示・命令の受け方、報告の仕方、電話・接客応対の基本に名刺の受け渡し方など、新入社員が仕事をしていく上で必要な知識や知恵、社会人としての自覚などが、50項目の箇条書きでまとめられています。 私も10数年前に新入社員として本書に書かれてある内容と同じような事を学びました。 今改めてこの本を読む事によって、社会人としての自覚を再認識するとともに、仕事上のみならず、すべてにおいて『相手を思いやる気持ち』と『感謝の気持ち』が何よりも大切であると痛感しました。(ゆう) |
2004
01.12 |
給与革命/マックが子供服を販売/12月の岐阜新聞・チラシ状況
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給与革命
昨年末に、大手企業より給与体系の見直しについて、それぞれ発表がありました。 日立製作所は、定期昇給の撤廃、成果能力主義を管理職から一般社員までに拡大。 松下電器も年齢に応じて一律に上昇する年功型賃金の全廃、トヨタ自動車も年齢給を廃止し、今まで、管理職を対象に実施していた成果能力主義を全社員に適用するケースが多いです。 そんな中でさらに画期的な給与体系を発表したのは、日本IBMです。 「短時間勤務制度」として給与が半分になる代わりに勤務日数を週3日に減らせるそうです。 育児や介護などを円滑に行えるよう支援するそうです。 給与に関しては、ここ1年~3年で劇的に変化するでしょう。 私もサラリーマン時代にいつも不思議に思っていたのが、扶養手当、住宅手当です。 給与が労働の対価なら、関係ないですよね、いわゆる日本的な人情型手当てですよね。 これらの手当ても廃止にしている企業も多いみたいです。 これからは、サラリーマンも給与を勝ち取る時代に本格的になってきましたね。 そういう意味では、頑張った人が認められる良い時代になるんですね。大いに勉強して頑張りましょう。 もしよろしければ、まなび屋のビジネスコースにて勉強してください。 大手企業の人も受講していますよ。(なべ・最後は宣伝でごめんなさい) マックが子供服を販売 ファーストフード最大手のマクドナルドが今春から、子供服を販売するそうです。 他にもおもちゃ、キャラクター人形など販売していくそうです。 たしかに子供をひきつけるマクドナルドターゲットとしては正しいでしょう。 いかに人を集め、そして販売するかが商売の原点です。 しかし、価格層の違う販売とはどういう形態をとるのでしょうか、春のマクドナルドに注目したいですね。(なべ) 12月の岐阜新聞・チラシ状況 12月合計・ 522枚 平均・16.8枚 曜日平均 日・11.7 月・12 火・16 水・18 木・17.8 金・17.4 土・29 業種別折込数 1.スーパー・115 2.パチンコ・65 3.衣料・38(なべ) |
2004
01.05 |
新年明けましておめでとうございます。/年賀状/スローフード
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新年明けましておめでとうございます。
縁と円を大切に。 新春を迎え、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。 今年もトライフィット並びに経営おもしろマガジンをよろしくお願いいたします。 年賀状 新年の挨拶を述べる「回礼」は古くから行われてきた習慣です。 そのような中、明治6年12月に発行された「郵便ハガキ」は簡便に気持ちを伝える方法として相応しいことから、緊密な人間関係を維持するために広く利用されるようになり、葉書による賀詞の交換を盛んにする契機となったといえます。 ちなみに、お年玉年賀葉書の発行は昭和24年12月からです。 皆さんもいまのうちに年賀状を整理しておきましょう。(なべ) スローフード スローフードの世界ガバナ大会が、今年の6月に宮城県内で開かれるそうです。 そもそも『スローフード』とは15年程前、イタリアのローマにマクドナルドができた事がきっかけで、ファーストフードの脅威に対して誕生したそうです。 今では世界38カ国、132の都市にスローフード協会があり一大組織に成長しました。 この協会はNPO(非営利団体)でいわば食についてのボランティア団体のようなものです。 消費者に正しい情報を伝え、質の良い食べ物を守り、そして人間同士が顔をつき合わせて食事を楽しむことの大切さを訴えています。 スローフードのスローはダラダラと時間をかけて食事をするということではなく、口にしている食べ物をしっかり見つめなおし、素材や料理について考えたり、会話を楽しみながら食事をすることの大切さを考える事です。 時間に追われて詰め込むだけの食事や、テレビを見ながらの食事、会話もなく笑い声が聞こえない食事・・・現代において決して少ない食事風景ではないと思います。 食べる事は生きていく上で必要不可欠なこと、いわば人間の生活の根源です。 その根源を見つめなおし大切にしていく事がどれほど重要な意味を持つか、一度考えてみて下さい。(ゆう) |
2003
12.29 |
就職内定率過去最低・60.2%/デジキューブ経営破たん/バカの壁・200万部突破
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就職内定率過去最低・60.2%
来春卒業予定の大学生の就職内定率が過去最低で、男子は61.1%、女性は59.1%で、高校生は34.5%だそうです。 就職状況非常に厳しい数字です。 しかしながら、派遣会社を経営している私的には、就職形態が大きく変化しているのではないかと感じます。 就職できないのではなく、しない、無理に今希望でない会社にいく必要がないとの考えがあるのではないでしょうか。 当社でも、いつも人探しに困っています。 当社の場合女性の派遣が多いのですが、時給が安い、勤務地が遠いとこの二言が必ず最初にきます。 確かに不況で企業の採用が厳しいのは理解できますが、それだけでは語れない雇用の革命がおきているのではないでしょうか。(なべ) デジキューブ経営破たん 音楽、ゲームソフト卸しのデジキューブが11月26日東京地裁に自己破産を申し立て、同日破産宣告を受けました。 デジキューブと言えば、コンビニでゲームソフトを買えるようにした画期的な販売方法を提案した会社です。 時間と家電にいく手間が省け利便性がうけ躍進したものの、家電などにくらべゲームが体験できない、ネットの普及で自宅から買える、さらには、家電のポイントカードによる実質的値引きなどから、コンビニの販売優位性は低下しました。 結局自ら新しい販売スタイルを築き成功したものの、時代の新しい販売スタイルについていけなかったという脾肉的な結果に終わりました。 時代は常に変化しています。 商売たゆまない努力が必要ですね。(なべ) バカの壁・200万部突破 当社・ホームページの6月の推薦図書でご紹介しました、養老孟司さんの「バカの壁」が232万部をこえ、新書の最多部数である永六輔さんの「大往生」の230万部を超え新書の販売記録となりました。 この200万部は本当に偉大な数字です。 今までの新書で100万部以上売れたのは10数冊と言われています。 新書は約20社から毎年1200点程度出版されるそうです。 そのうちベストセラーと言われるのが「初版から半年で5万部売れた」ものだそうです。 ベストセラーの40倍売れたことになりますね。 なぜこの本がそんなに沢山売れたかと私なりに考えますと、内容はもちろんの事、やはりタイトルのネーミングではないでしょうか、「バカ」をかたかなで書いたこと、全体で5文字、短く奇数であることなどから、非常に印象に残ったのではないでしょうか(なべ) |
2003
12.22 |
九州の景気/大売出し消える/米・カナダ大停電
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九州の景気
九州の地方都市に講演に行ってきました。 鉄道もなく、空港からバスに1時間ゆられ到着しました。 九州の景気は他にくらべてさらに厳しいと聞いていましたが、本当に実感しました。 経営指導員さんと話していて特に感じたのは、公共機関の撤退です。 「民間企業の撤退はいたしかたないが、公共機関の撤退は何とかしていただきたい」と言ってみえました。 人もいなくなり、サービスもなくなり暮らしが非常に不便になるそうです。 20年前に鉄道がなくなり、そして公共機関がなくなる。 典型的な悪循環の回りです。 行政も大きな改革をしています。 いろいろ問題がありますが、地方都市としては死活問題ですね。 それでも、経営指導員さんから2~3繁盛している企業、これから伸びていく企業の事例なども聞けてほっと胸をなでおろしました。 商売どんな状況でも必ず成功してみえる人はいるのですね。 そして、その企業がさらに拡大されて地方を支えてほしいですね。(なべ) 大売出し消える 仙台市の商店街では、長年開催されてきた豪華くじをやめ、さらには、年末の大売出しの名称も使わないことにするそうです。 そして、あらたなイベントを実施するそうです。 私も商工会議所職員時代に年末大売出しの担当をしていて、年々出店者は、減るは、規模は小さくなるはで苦労した思い出があります。 消費行動が大きく変わった事が大きな原因ですが、その裏を返せば、ナショナルブランドにおされ、商店街の力が弱くなった事がありますね。(他にも原因は多々考えられます) 商店街というより、小売店が大小関わらず大きな過度期にきていますね。 これから生き残るためには、時代の流れについていくか、独自の戦略を練るかですが、意外と原点を忘れている方が多いみたいですね。 商店街のメリットであるコミュニケーションを大切にした商売をもう一度考えられてはどうでしょうか?(なべ) 米・カナダ大停電 8月におきた米・カナダ大停電の原因は、以外にも樹木が接触した送電障害からによる人員的ミスだそうです。 一時はテロかともいわれた、今回の大停電、単純ミスの繰り返しが重なった結果だそうです。 しかしながら、世の中の大きな事故は、今回のような単純ミスの積み重ねが多いそうです。 つねに基本を徹底的に意識した行動、仕事が大切ですね。(なべ) |
2003
12.15 |
藤田さん/毒まんじゅう、なんでだろう~、マニフェスト/12月の推薦図書・男が学ぶ「女脳」の医学・米山公啓
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藤田さん
マクドナルドが2期連続赤字で、新聞の経済面を騒がしていますが、企業30年もすれば、いろいろな問題がでてくるのは当然だと思います。 今回はその事ではなく、そのマクドナルドを3,000億円企業に育てあげた、藤田さんの言葉をご紹介します。 藤田さんの著書を何冊か読んだ中で非常に感銘を受けたことがあります。 「努力×時間の法則」。 1日24時間「成功はいかなる人にも平等に与えられた、この24時間にどれだけ努力するかにかかっている。 人間の頭の中身など、もともと大差はない。 最後はいつも本人の努力×時間」さらには、次の事も、「最悪の跡には必ず最善がある。 いかなる苦境にも屈しない強さを身につけていれば、おのずと道は開ける」藤田さんのように東大をでられ、英語もできるすごい経営者でも、努力×時間だと言ってみえます。 私も起業家セミナーで講演をする事が多いのですが必ずこの言葉を紹介しています。 私も努力×時間でさらにパワーアップして頑張ります。(なべ) 毒まんじゅう、なんでだろう~、マニフェスト 今年の流行語大賞が決まりました。 大賞には表題の三つが選出されました。 その他、勝ちたいんや、コメ泥棒、SARS、年収300万円、バカの壁、ビフォーアフター、へぇ~が選出されました。 皆さんはどれだけ分かりましたか? それにしても本当に世相を反映していますね。 大賞二つは政治の言葉ですし、コメ泥棒、年収300万円など不景気をあらわした象徴の言葉ですね。 ちなみに私は、社員研修でなんでだろう~をよく使わせていただきました。(なべ) 12月の推薦図書・男が学ぶ「女脳」の医学・米山公啓 神経内科医であられる米山先生が脳科学的な見地からみた、女性の事が書かれた著書です。 例えば、狭い道路ですれ違いできないのに突っ込んできてしまう女性。 自分勝手でなく、女性は右脳を使う空間的な感覚に欠けるとか、逆に言語的な能力に優れているとか、このように脳の感覚が違う事による男女間の事が書かれた本です。 経営者の方で、女性が多い会社の方必読です。(なべ) |
2003
12.08 |
お店のイメージ/喫煙者減少/11月の岐阜新聞・チラシ状況
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お店のイメージ
先日、ある電化製品を買いました。 私は価格よりも、店員のサービスで店を選ぶ方なので、普段は買う店を決めているのですが、欲しい商品がなかったために、いくつかの家電店を回りました。 それでもなかったので、最後に、この店だけはいくら安くても・・・という、サービスがよくない店(私の持つイメージですが)に行きました。 すると、その店のある女性店員がこれまで回ったどの店の店員より親切丁寧に製品の説明をしてくれたのです。 しかも「売ろう」という雰囲気ではなく、説明するのが楽しそうなのです。 普段だと店員に話しかけられるのが苦手なのですが、今回はこちらまで楽しくなってきました。 最終的に予定していた商品ではなく、予算以上の商品を買うことになったのですが、帰りはこちらも「ありがとうございました。」と気持ちよく言えました。 そして、その店のイメージが彼女1人ですっかり変わりました。 買い物をして、勉強までさせていただいた気がします。(あん) 喫煙者減少 JTの調査によると、喫煙者数が今年8月現在で前年比0.6ポイント減の30.3%で、8年連続で過去最低を更新したそうです。 減少の理由としては、健康に対する意識の高まり・タバコ税の増税・長期的な景気の低迷ということが挙げられています。 『百害あって一利なし』といわれるタバコですから、喫煙者が減る事自体は良い事でしょうが、理由の一つが不況となると、やはり先の見えない日本経済に不安を抱かずにはいられないのが現状ですね。 そしてもう一つ、気になる結果があります。 最も喫煙者率が高いのが男女とも30代ということで、特に男性は59.9%と高い数字が出ています。 働き盛りといわれる30代・40代、更に健康に気を遣ってもしかるべきではないでしょうか。 働き盛りのお父さん、自分の為に、そして家族の為にも健康には注意して下さい。(ゆう) 11月の岐阜新聞・チラシ状況 11月合計・517枚 平均17.2枚 曜日平均 日・9.2 月・7.2 火・17 水・15.7 木・22.5 金・16.2 土・31.2 業種別折込数 1.スーパー・94 2.パチンコ・49 3.住宅・44(なべ) |
2003
12.01 |
ブランドスーパー/不況の数字・444億円回収不能/12月の推薦図書・「仕事の思想」田坂広志氏著
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ブランドスーパー
駐車場には、高級外車、高級国産車がならんでいますが、実はスーパーの駐車場です。 名古屋の覚王山にある高級ブランドの農作物、お肉等々を中心に販売しているお店です。 前から話は聞いていたので、名古屋にでかけたついでに見てきました。 値段は確かに高いですが、一つから買えるとか、産地がわかるとか、無農薬野菜とか、安心があります。 安心を買うと思えば安いでしょうね。 しかしながら、先日もある百貨店で養殖の魚を天然物の表示で販売していたとか、消費者にはなかなかわからない事が多いです。 ですから、表示がたよりになりますよね、最近では、ICチップスを導入すると、野菜の産地、製造模様等がデーターでわかるものまで登場してきました。 野菜もデーター戦略で販売する時代になってきたんですね。 これからは、野菜より美味しい空気、水、作成するお百姓さんがブランドになる時代がきたんですね。(なべ) 不況の数字・444億円回収不能 文部科学省所管の特殊法人「日本育英会」が支給している奨学金返済の滞納をめぐって、最低444億円回収不能になる恐れがあることが、会計検査院の調査で分かった。 滞納額は、95年度は200億円だったが、不況の影響などを受け01年度は355億円と増加傾向にある。 記事には滞納の大きな理由が書いてはいないが、これもあきらかに不況を表している数字ではないでしょうか。 今回のこの長い不況いろいろなところに数字として現われますね。(なべ) 12月の推薦図書・「仕事の思想」田坂広志氏著 人に薦められて読んだ本ですが、ぜひ他の人にも薦めたい一冊です。 この本を薦められたときに、必ず3度読むようにといわれましたが、まだ実は2回目が終わり、3回目の途中です。 不思議なことに、1回目、2回目、と印象に残っている部分や受け止め方が、少し違ってきています。 帯にあるように、「あなたは、若き日の夢を抱き続け、三十年の歳月を歩めるか。」が全体のテーマです。 ビジネスをする上での心構え、忘れてはいけないことなど、著者の経験談が書き綴られています。 恥ずかしながら、私自身、実行できていないことが大半です。 それでも、そういうことを教えてくれる教訓の本として、3度といわず、何度も読みたいと思いました。(れい) |
2003
11.24 |
3年間は景気の本格回復ない/ソニーよおまえもか
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3年間は景気の本格回復ない
2小泉首相は、11月1日の選挙演説で「日本経済は駄目だ駄目だと言われている。 だんだん明るい兆しは見えてきているが、少なくとも3年間は景気の本格的な回復はないと思っている」と述べられた。 一国総理の発言ですから間違いはないでしょう。 しかし、これを聞いて本当に困っている方も多いでしょう、まだ3年も景気回復はないのかと。 でも考えて下さい。 「明るい兆しとは」、大企業の数字ではないでしょうか、一時のひどい時期にくらべると改善されている企業は多いでしょう。 次に「本格的な回復とは」、中小企業までいきわたる回復と考えたらどうなりますか、日本の産業構造はごく一部の大企業に多くの中小企業がささえられている構造になっていますよね。 そうすれば、当然大企業が回復しないことには、中小企業に恩恵はないでしょう。 そうなれば、当然にタイムラグは生じます。 ですから、小泉総理の発言もうなづけますよね。 以前にデフレは終了したとメルマガでいいましたが、これらの発言でもそろそろ不景気は終了ではないでしょうか、ただし、私も景気が回復するにはしばらく時間がかかると思います。 でも、今回の戦争でのアメリカの財政支出はかなり気になりますけどね。 さて、皆さんはどう考えますか私に教えて下さい。(なべ) ソニーよ、おまえもか ソニー(世界の人員・15万4500人)は28日、2万人の人員削減(国内・約7000人)を発表。 原因は主力のエレクトロニクス部門での薄型テレビの出遅れだそうです。 結局、ソニーは大成功したトリニトロンを替えれずに、今回の事態になったと思われます。 成功におぼれたとはいいませんが、成功が足をひっぱった典型的な例ですね。 今後は韓国のサムソン電子との合弁会社で薄型テレビ市場の巻き返しをはかるそうです。 そしてさらにおおきな人員削減を実施し利益体質の企業つくりをするそうです。 企業は大きくなると必ずヒズミがでてきます。 それが、戦後のベンチャーの雄でもあるソニーも例外ではなかったのです。 企業が小さいなら小さいなりの問題がおき、大きくなれば、また問題がおきる。 それらを繰り返しながら大きくなっていくんでしょうね。 そしてそれを乗り越えたとき、企業並びに人が成長していくのではないでしょうか。 そういう意味ではこれからのソニーの展開が非常に楽しみですね。 でも、2万人の削減は一つの都市が消えるとおなじ事ですよね。 企業のリストラは本当に大きな問題ですね(なべ) |
2003
01.19 |
ミニ野菜人気急騰/花王の新たな戦略/11月の推薦図書・預金封鎖
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ミニ野菜人気急騰
ミニトマト、かぼちゃや大根、その他品種改良され小型化した野菜や果物が、デパートやショッピングセンターの野菜売り場に多くみられるようになりました。 大きさは従来の野菜や果物に比べ5分の1から3分の1で、なかには重さが従来品の10分の1の物もあるそうです。 栄養価やうまみ、香りは従来品と変わらず、一人前の野菜や果物です。 これらの売上高は3年間で2倍に増え、ある企業が売り出したミニチンゲンサイはなんと1年間で前期比6・7倍を売り上げたといいます。 ミニ野菜や果物の人気が急騰している理由として次のようなことが挙げられています。 切らずに調理できて便利・カットしないためビタミンCなどの栄養分が流出しにくい・丸ごと使えるため料理のアクセントなどに使え見栄えが良くなるなどです。 また、核家族化が進み、従来品の大きさでは使えきれなかった野菜も、ミニサイズにする事によって食べきれ無駄がなくなるということもあります。 生産者側からみると、従来品の半分の日数で収穫できる・農家の高齢化が進み、重い野菜などが作りにくくなっていて、実が軽いミニチュア野菜や果物は高齢者でも容易に生産収穫できるという事です。 ミニ野菜・果物市場の広がりにも、社会の流れが浮き彫りになっているようですね、核家族化や高齢化の進行、またIT 同様利便性・小型化を追求する傾向を見ることができるようです。(ゆう) 花王の新たな戦略 花王とカネボウが化粧品事業統合で基本合意をしました。 カネボウの化粧品部門の身売りです。 花王の化粧品部門の営業利益は53億円、カネボウは322億円。 統合の利益の大半は花王の子会社に落ちるそうです。 今回の花王の出資額は1,000億円。 この出資でカネボウの債務超過は解消されるそうです。 これにより、化粧品業界も大きく変貌するのは間違いないでしょう。 典型的な勝組み企業の勝利の方程式を垣間見た気がします。 いいところはますますよくなる一つの事例ですね。(なべ) 11月の推薦図書・預金封鎖 推薦図書というよりは、こういう考え方もあるのかという意味で是非読んでいただきたい本です。 経済の転換期で、かつてない体験をしている日本ですが、そこのなかで、米国債400兆円購入している事。 2年後には世界恐慌がおきるのではないかとういう推測。 新札が発行され、タンス預金が大きく市場を動かすのでは?政府がデノミをするのではないか? 過去には戦後に預金封鎖を行なわれたことなど、考えればきりがない事が書かれています。 著者が最後に、お金を若い人たちに投資をして下さいとまとめてあるのが印象的でした。 あなたは何を信じますか?(なべ) |
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